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農業に対する考え
じゃがいも畑での作業風景
日本の農業は戦後(特に昭和30年以降)急速な変化をたどりました。それまでの自給自足型から、大規模農業へと政策の舵取りがなされ、農業機械や化学肥料、農薬を使った大量生産へと変わって来ました。そして野菜の産地化が進み、長年同じ作物を栽培する農法が中心となりました。外国や他の産業との競争力をつけるという目標でこれらの国策が推進されましたが、大部分の農家は採算が合わない等の理由で農業から撤退していきます。そして今では世界各地からあらゆる食品が日本に流れ込み、自給率は40%という現実です。野菜の無国籍、無季節、無安全があたりまえの日本になってしまいました。しかし、健康をはじめ農業、食糧自給率、雇用全ての面からみて問題ばかりです。
できるだけたくさんの種類の野菜を、季節に合わせて、少量ずつ、そして何より安心・安全な美味しいものを消費者に届ける。
これが私の農業に対する基本的な考えです。お客様との交流や意見交換を大事にしながら、顔の見える野菜作りを続けます。
安ければ良いか?
ブロッコリー畑での作業風景
農産物の価格破壊は激しく、安全性で問題になる多くの野菜が輸入されています。日本での野菜の値段は特に変動が激しく、農家は「当たった!」という表現で、たまにある野菜の高値を喜びますが、それ以外はただ同然の日々なのです。まさに宝くじで1等が当たるくらいの確立でしかありません。市場に出荷する大根が、一本1円ということも珍しくありません。しかし、こうして農家から安く買い叩かれた野菜も、消費者に届くときは決して安くありません。流通機構など農家が取り組み、改善しなければならない事もたくさんありますが、実態を知ってもらい、生産者と消費者が理解し合うことが何よりも大切になると考えます。
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